早ければ2025年夏から、高額療養費の上限が引き上げられることになりそうです。
日本では高額な医療費による家計の負担を軽減するため「高額療養費制度」があります。
高額療養費制度は医療機関や薬局で支払う医療費が一定の額を超えた場合、その超えた額を払い戻してくれるという制度。
我が家も2024年1月に夫が手術を受けたとき、この制度を利用しました↓
高額療養費の自己負担はどれくらい増える?
現在の70才未満の自己負担限度額の計算は次のとおりです↓
自己負担限度額所得区分 | 自己負担限度額 | |
---|---|---|
ア | 標準報酬月額83万円以上 (報酬月額810,000円以上) | 252,600円+(総医療費−842,000円)✕1% |
イ | 標準報酬月額53万円〜79万円 (報酬月額515,000円以上810,000円未満) | 167,400円+(総医療費−558,000円)✕1% |
ゥ | 標準報酬月額28万円〜50万円 (報酬月額270,000円以上515,000円未満) | 80,100円+(総医療費−267,000円)✕1% |
エ | 標準報酬月額26万円以下 (報酬月額270,000円未満) | 57,600 |
オ | 住民税非課税世帯(低所得者) | 35,400 |
2025年夏以降に実施される引き上げ幅は、7〜16%を軸に調整に入ったとのこと。
一般的な年収の人だと、大体6000円から13000円くらい引き上げられそうという感じです。
まだ上げ幅や時期などの詳細は決まってないので、今後もニュースを注意深く見ていきたいですね。
老後のお金が足りるか不安になった人へ
50代以降の人にとって、これから先かかる医療費はお金の不安が増す要因のひとつですよね。
老後資金いったいいくら用意すればいいの?
このニュースを聞いて、老後のお金が足りるか心配になった人もいるでしょう。
でも漠然とした不安をただ感じるのではなく、「我が家の場合はどれくらい負担が増えるのかな?」と具体的に考えてみることが大事です。
老後は病院に行くことも増えるだろうし、この先また上限の引き上げがあるかも?
確かにこれから先も高額療養費制度に限らず、年金なども含め色々な制度の変更が予想されます。
ますます不安になるところですが…
今からでもできることはたくさんあります!まずは家計の見直しから始めましょう
50代以降も家計の見直しは必須
老後のお金に不安を感じているのに、何も手を打たないなら不安は大きくなるばかり。
50代でも60代でも、70代だって家計見直しは必須作業です!
こちらで家計見直しの手順を解説しています↓
今の収入や貯蓄に見合ったお金の使い方を考えていくうちに、不安もだんだん小さくなっていきます。
一緒に家計見直しを頑張りましょう!
高額療養費の上限引き上げまとめ
2025年夏以降、高額療養費の上限が引き上げられます!
上げ幅や時期などの詳細はまだ未定ですが、ざっくりこんなイメージです。
☑️70歳未満の現在の高額療養費制度(1ヶ月あたり/世帯ごと)
年収 | 自己負担額上限 |
住民税非課税 | 約3.5万円 |
〜370万円 | 約5.7万円 |
〜770万円 | 約8万円 |
〜1160万円 | 約16.7万円 |
1160万円〜 | 約25.2万円 |
ここから大体6000円から13000円くらい引き上げられそうという感じです。
保険治療の範囲内なら1ヶ月にかかる費用はこれくらい。
あれ?医療費ってそんなにかからないかも!
そう思った人は、今加入している生命保険や医療保険を見直してみると家計の負担も減りますね。
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